エコデザインコラム
Vol.017 山崎和彦



環境委員会へは昨年より参加させてもらっています。昨年の春より、学生達と一緒にエコデザインに取り組むようになった気付いたことがある。最近の学生はやる気がないとか、いわれることがあると思うが、エコデザインに関して、とてもやる気のある学生が多い。若い人達なりに、社会に役にたつことをしたいという気持ちからだと思う。

ただ、実際にやり始めてみると「なんちゃってエコデザイン」になってしまうこともある。つまり、そんなデザイン提案ならば、世の中にださない方がよっぽどエコだよねということである。そこが、このエコデザインの難しさでもある。

そうならないためには、エコデザインは「もの」だけで解決しようと思ってはいけない。エコデザインが「生活の仕方」を変えるレベルまで影響を持つことで、本当に環境に貢献できる。例えば、通勤に自動車が使っていた人が、その人にとってとても魅力的な自転車とそのシステムに出会って、自転車で通勤するように生活を変えることである。

ただ、そうなるといわゆる形の前に、生活の仕方をどうやって変えるのか、どのようなシステムにするのか、それってデザインのやることなの?いろいろと考えなくてはいけない。そこで、重要になってくるのが、デザイナーの持っている「人を観察する力」、「生活を見る視線」や「本質を見つけるアプローチ」などが必要になってくる。これまでにデザイナーが持っている「視覚化する力」は活用するとともに、これらのスキルを身につける必要がある。

このエコデザイン展のとてもおもしろいのは、プロと学生が一緒になって展覧会を開催することにある。僕も、うまく提案できているわけではありませんが、今年も学生達やプロと一緒に、新しい提案をしてみたいと思う。

JIDA